保育園では、0歳~6歳までの未就学児童を預かります。まさにしつけが必要な年齢ですね。本来、しつけは家庭で行われるのが当たり前でした。しかし、家庭でのしつけが為されていない場合もあり、しつけの大半を保育園や幼稚園、学校に任せている親御さんもいるのが現状です。また、子どもの生活する時間の大半を保育園で過ごしているため、保育園でしかしつけられない部分もあると言えます。ですから保育士の適切な指導が重要ですし、正しい生活ルールやマナーを教えていかなくてはいけません。例えば、朝の挨拶や食事前後の挨拶、お別れの挨拶など、毎日の生活の中で挨拶をすることは大切であるということは、子どもは教えられなければ分かりません。また、友達との関わりの中で、自分を主張することや相手に譲ること、物の貸し借りや労りや、或いは喧嘩の中から学ぶこともたくさんあります。トイレの使い方や手洗いやうがいの習慣、洋服の脱ぎ着や畳み方、自分の気持ちを話すということや相手の話しを聞くということなど、日常の中には教えなくてはいけないことが山ほどあります。子どもと過ごす時間に限りがありますので、全てを100%教えるのは難しいでしょうが、努力と工夫で子どもが分かるように教える必要がありますね。いずれそれは、「〇〇先生は分かるように教えてくれる」や「●●保育園の子どもはしつけが行き届いている」などの評判・評価になり、自分に必ず返ってきます。保育士は子どもの良いお手本でなくてはいけません。まずはご自身の生活を振り返ってみましょう。
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