都道府県ごとに行われる保育士試験は、年に1回、全国統一の日程で行われ、重複して受験することができない仕組みになっています。試験問題も全国統一となっており、第一次試験は『筆記試験』、筆記試験で合格した方が『実技試験』を受験することができます。『筆記試験』は、全科目全問五択のマークシート方式です。『実技試験』は、『音楽・絵画制作・言語・一般保育』から3分野を指定され、受験生はその中から2科目を選択して受験します。国家資格としては難易度が高くない資格ですが、合格率は10~20%程度と決して高いとは言えず、難易度を示しています。尚、1種か2種の幼稚園教諭免許の所有者は、科目免除願に『幼稚園教諭免許状』『教育職員免許状授与証明書』の写しを提出すれば、筆記試験科目の『保育の心理学』と『教育原理』、二次試験の『実技試験』が免除となります。受験申請に必要なもの・受験申請書(写真貼付)・受験手数料 : 12,900円(内訳 受験料12,700円 + 受験の手引き郵送料200円)・卒業証明書など、受験資格を証明する書類・受験資格を証明する書類が現在の姓名と異なる場合 : 戸籍抄本・幼稚園教諭免許所持者が科目を免除する場合 : 科目免除願・受験申込期間 : 3月末頃~5月上旬頃・筆記試験 : 8月上旬頃・実技試験 : 10月中旬頃お問い合わせは、全国保育士養成協議会や各都道府県庁の保育士試験係へ。尚、『保育士養成課程』が設置されている厚生労働省指定の大学・短大・専門学校を卒業すれば、保育士試験を受験する必要はありません。
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