保育士は、0歳~就学前の6歳児までの子どもを預かる保育所や、乳児院、病院、養護施設など、様々な職場で活躍することができます。保育士資格は国家資格で、1度取得すると更新の必要はなく、一生活かすことができる資格と言えます。保育士資格を取得するには、いくつかの方法があります。独学、通信教育、4年制大学、短期大学、専門学校。それぞれに期間も費用も異なり、メリットデメリットがありますね。ここでは、方法別に費用と期間を紹介しましょう。ご自身に合った方法を選択すると良いですね。独学独学の場合は非常に個人差があり、費用も期間もまちまちです。ただし、資格取得を真剣に考えるのであれば、独学では困難であると考えられます。専門家の指導や指摘は必要でしょう。通信教育・学費 : 50,000円~300,000円程度・期間 : 数ヶ月~2年程度メリットとして、費用が抑えられることが挙げられます。また、通学の必要がなく、自分の生活パターンに合わせて、仕事や家庭との両立が可能です。通信教育は期間が短く、合格できればほかの方法に比べて最も短い期間で資格取得することができます。ただし、自分のペースでの学習となるため、サボろうと思えばいくらでもサボることができてしまうので、モチベーションを維持する必要がありますね。4年制大学・学費 : 初年度1,000,000円前後+入学金など、4年総額3,000,000円以上・期間 : 4年間メリットとして、卒業することで資格を取得することができ、保育士資格試験が免除されます。また、幼稚園教諭2種免許状や小学校教諭1種免許も取得できる場合が多く、保育分野以外のことを学ぶことができます。学校を通して実習などができるので、就職前に仕事の内容が分かり、実習先の園に就職するケースもあるようです。ほかの資格取得方法を比較して時間に余裕はありますが、言い換えれば4年の時間がかかるということです。費用が高額であることが、負担になる場合もあるでしょう。短期大学・学費 : 初年度1,000,000円前後+入学金など、2年総額1,500,000円以上・期間 : 2年間メリットとして、卒業することで資格を取得することができ、保育士資格試験が免除されます。また、幼稚園教諭2種免許状を取得できる場合が多いです。ただし、短期間で資格を取得するため、授業内容やカリキュラムは非常に過密で、土曜日に授業がある学校もあるようです。専門学校・学費 : 初年度800,000円~1,000,000円前後+入学金など、2年総額1,500,000円~2,000,000円程度・期間 : 2年間メリットとして、卒業することで資格を取得することができ、保育士資格試験が免除されます。専門分野を中心に、保育士資格に特化したカリキュラムになっているので、短大と比較して多少時間に余裕がある場合があります。それぞれの専門学校で特色があり、保育士資格以外の資格を取得できる場合もあります。ただし、幼稚園教諭2種免許状は取得することはできず、専門学校によっては卒業しても保育士資格を取得できない場合もあり、保育士資格の国家試験を受験しなければいけません。
↧