保育士になるためには、国家資格の保育士資格が必要です。保育士資格は、1度取得すると更新の必要がない一生ものの資格なので、結婚や出産、子育てなどで一時的に離職した場合でも、この資格があればそれまでの経験やスキルを無駄にすることなく復職することが可能です。就職先を選ぶときには誰でも慎重になりますが、早く決めたいという気持ちや、誰かの勧めで安易に決めてしまうケースもあります。就職先を決めるときには、しっかりと選んで応募するようにしましょう。もちろん採用・不採用を決定するのは、先方の保育所です。しかしだからと言って、どこでもいいから応募して決まればいい!というわけにはいきません。保育所の特徴や方針、保育士同士の雰囲気など。また、保育所の規模やどんな行事があるのか、延長保育はやっているのか、保育士の人数や年齢層など。できるだけ多くの情報があったほうが良いでしょう。知って、知り過ぎるということはありません。行事が多く派手に行っているところでは比較的残業や持ち帰りの仕事が多いでしょうし、延長保育をやっているところではどういうシフトになっているのかを確認したほうが良いかもしれませんね。何も知らずに決めて、応募してしまうのは良くありません。勤めだしてから、「こんなところだったの?」ということになり兼ねませんよね。せっかくの保育士資格ですから、「ここで働きたい!」と思える保育所で働けるのがベストです。最も多くの方が失敗している例として、『人の紹介で応募した』というものです。知人、家族の知人、学校などの紹介で勧められた保育所に、安易な気持ちで決めてしまう方は実は非常に多いのです。紹介だから断ることもできず、応じてしまったことを後悔する方は少なくありません。「知人の紹介だから安心だ」というのは、どこに根拠があるのでしょう。知人の紹介であっても、学校の紹介であっても、必ず詳細について情報を集めて、納得した上で決定するようにしましょう。また、情報誌などに常に求人情報が載っているところも、問題があるかもしれません。いつも募集しているのは、人の入れ替わりが早いからかもしれません。勤める人が長くいられない職場は、良い職場とは言えませんね。保育士は生涯の仕事にできる資格です。就職は慎重に、自分に合ったところで、合っている形で就業することができると良いですね。
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