保育士になるためには、国家資格の保育士資格が必要です。保育士資格は１度取得すれば更新の必要がない一生ものの資格です。女性の社会進出が目覚ましく、当たり前のように女性が活躍している職場がたくさんあります。しかし、女性は結婚や出産、子育てなどで、一時的に離職する場合があります。企業では『産休』や『育休』を以て、女性の末永い社会での活躍をサポートしています。しかし、実際に結婚や出産、子育てなどを経て職場復帰しても、「以前のようには働けない」という声が多くなっています。独身時代、或いは妊娠中に想定していた通りに、出産後の職場復帰が果たせるかと言ったら、そうはいかないケースが多々あるようです。想像の中の「子どもを抱えて仕事をする」ということが、実際には想像通りにはいかず、現実の厳しさにぶつかる方がほとんどです。『産休』『育休』を経て復職した方の大半が、「時間が足りない」「もう少し子育てに専念する時間がほしかった」という感想を漏らしています。結果的にせっかく復職しても、退職してしまうケースも少なくありません。保育士は一時的に離職していても、資格を所有しているためいつでも復職することが可能です。ですから、『産休』『育休』という形を取らなくても、思うように子育てに時間を費やして、自身のタイミングで復職することが可能なのです。そして、最近増えているのが、保育士のパートタイマーです。パートですから、社会保険やボーナスはありません。勤務時間は5時間程度、雇用保険と有給休暇はある場合が多く、既婚者であればご主人の扶養に入ったままで仕事をすることができます。仕事内容は担任保育士等の補助が多く、クラス担任などにはなれません。しかし子どもにとっては、パートも正社員もありません。先生は先生なのです。もちろん責任を持って子どもに接するという意味でも、パートも正社員もありませんね。時間の余裕があるという意味では、ご自身の家庭と仕事との両立がしやすくなるでしょう。子どもさんが小さい方などは、パートで働くというやり方がちょうどいいのではないでしょうか。ただし、有資格者のパートですので、ほかのパートに比べたら時給には恵まれているでしょう。何より、ご自身のやりたい職業にちょうどいい形で就くことができるという意味では、とても有り難い形だと言えますね。
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